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(TBSラジオ)大橋 諭(さとる)さんのインタビュー内容を紹介します。
TBSラジオ 森本毅郎・スタンバイ <現場にアタック>   2005年10月6日(木) 放送 ~

森本毅郎さん(以下、M):アメリカをハリケーンが続々と襲いましたが、最近その報道も薄れつつあります。その中で今日は日本人でカトリーナの被害にあってアメリカで生活を立て直そうとしてがんばっているトランペット奏者大橋諭さんと電話で繋がっています。

大橋諭さん(以下、O):どうもおはようございます。
M:大橋さん、現在はNew Yorkジュリアード音楽院へ在籍しているようですが、元々はNew Orleansで活躍していらっしゃったんでしょう?
O:New Orleansにいる時は、プロのトランペット奏者としていろんな音楽の仕事に携わっていたわけなんですけど、そんな中、自分のキャリアアップとしてNew Orleans大学の大学院のほうに入学を決めて、学校が始まって一週間っていう月曜日にカトリーナが来たわけなんです。
M:そうすると学校どころではなくなっちゃった?
O:そうですね。だからHITする一日前に仲間と逃げまして。
M:大変でしたね。そうするとNew Orleans大学に入学したんだけれども実際には通えなくなっちゃったと。
O:そうなんですよね。それで、VISAの関係で他の大学を探さなきゃいけないということになりまして、それでたまたまジュリアード音楽院ってところに何十校もあたった最後に受け入れてもらったっていう感じなんですけど。
M:試験もあるわけでしょ?
(TBSラジオ)大橋 諭(さとる)さんのインタビュー内容を紹介します。_e0064446_0445484.jpgO:ええ。試験っていうかオーデションなんですけど。それは普段は会いに行ってバンドと演奏してっていう感じなんですけど、今回は電話越しっていう・・・・。
M:えっ、電話越し?
O:そうなんですよね。急遽電話越しだったんですけど。でも、その前にE-mailとかで自分の経歴とか送ってたり。まあ、New Orleansの出身の人が審査してたので、自分の経歴を見ればどんなレベルかわかってるって感じはあったんです。
M:そうですか。でも、電話口で演奏したんですか?
O:ええ、そうです(笑)。
M:すごいなー(笑)。でもそのことでNew York Timesなんかで現地で話題になったそうじゃないですか。
O:そうなんですよね。他のところからもいろいろ取材の依頼とかが来てまして、もうすごいラッキーな人って感じで取り上げられそうになってるんですけど、実際正直言うと、やっぱり急に変わったわけですから、そんなに幸せってわけでも満足しているってわけでもあんまりまだ無いですね。
M:新しい環境ですからねぇ。
O:そうですね。もう慣れるって感じだけで精一杯ですね。

M:先ほど一日前に避難したってお話でしたけれども、どんな状態だったんですか?
O:避難した先とかですか?
M:ええ。
O:これはミシシッピ州、隣の州なんですけれども、そこのわりと山奥だったもんですから、音楽どころか普通の店とかも全然なくて、牧場みたいな所に逃げてたわけなんですけどね。だから、非常に音楽的な環境には飢えていましたから、選ぶんだったら最高の環境を選んで移りたいなっていうことを思ってました。

M:しかし元々そちらで活動されているのに改めて大学院というのは何か気持ちの中に変化があったわけですか?
O:正直言うと、ルイ・アームストロングクインテットっていう、まあルイ・アームストロングっていうNew Orleansの代名詞的なその名前を持ったバンドのオーデションで大学院に受かって、それで受かった後は給料がもらえるってことだったんですよね。
M:なるほど。
O:ですから、単なる大学生というよりは、自分のプロ活動の一環として、なんかこう収入の一部をそこから担おうかなみないな考えだったんですよね。
M:なるほど。それが転じて今度はジュリアードになったと。

M:こういうことになりましたけど、ご自身で暮らしていたNew Orleansには一旦また戻られたんでしょうか?
O:それがですね、まだ戻ってないんですけども、やっぱり何も知らないでずっと離れたところで暮らしているっていうのはすごい不安でしょうがないので、もうチケット取って、あさって自分の家がどうなっているのかを見に行こうかと思っています。
M:そうですか。自分の家がどうなっているかは何の連絡もまだ取れないんでしょうか?
O:三日前にですね、隣に住んでいるのおばさんから電話がありまして、おばさんは155cmくらいの方なんですけれども、それ以上に部屋の中に水が入っていたってことは聞きました。なんていうんですかね、覚悟を決めるために帰るって感じですかね。
M:そのおばさんとはいろいろ話しましたか?
O:そうですね。もうなんか見たらびっくりするけど、まあ諦めてって感じで。あと、たまたまドアが誰からも破られてたりしてないけど、結構心配だろうから、早めに戻って必要なものを取りに帰ったほうがいいよって話でした。

M:こういうカトリーナの被害が来る前のNew Orleans、大橋さんにとってはどんな場所でしたか?
O:第二の故郷(ふるさと)だし、音楽的には自分を成長させてくれた最高に愛している街なんでね。つらいですね。
M:つらいですねー。今後はどういうふうにされますか?
O:そうですね、とりあえず帰って自分の目で現実を見た上で決めたいと思ってますけれども、戻りたいというのがあるのと、もしかして新しい場所でチャンスが来るかもしれない、全く読めないんですけど、まあとりあえず自分の置かれた状態で精一杯やるだけです。

M:ジュリアード音楽院にはどのくらい在籍するんでしょうか?
O:プログラム自体は二年間のプログラムなんですけども、学生というかプロの一環で学生をちょっとやるっていう感覚でしたので、すぐにでも仕事をですね、いろいろ演奏の仕事を探していきたいなと思っていますけど。でも、正直帰りたいですね。
M:そうですか。そうでしょうねぇ、第二の故郷とおっしゃってるんですからね。とにかく大きな災害に見舞われて大橋さんの生活そのものも急変したわけですけれども、これからも是非がんばってください。
O:ありがとうございます。
M:今日は本当にありがとうございました。
O:いえ、こちらこそ。
M:ありがとうございました。
O:失礼します。

M:New OrleansからNew Yorkに移って、活動の場所が一旦変えざるを得なかったというトランペット奏者の大橋諭さんにお話を伺いました。

ラジオからの耳コピー担当:(晶)

大橋諭さんホームページ
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by helpneworleans | 2005-10-08 00:10 | マスメディア情報
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